2011年1月15日土曜日

世界は踊る☆いつまでも






世界は踊る☆いつまでも
おすすめ作品です。自分の寿命が数字で表示されているという世界設定の中で、自分の終わりが視覚的にわかる人々がどう生きて、どう人生を全うするのか。哲学的な内容を4コマで昇華させている素晴らしい作品です。
登場人物は数字が「0」になりそうな人を見つけては「さよなら」をいう女の子。人生残り少ない老夫婦。自分を地球だと思う植物人間(?)。余命僅かな博士と寿命を持たないロボット。お金持ちでわがままな息子と父親、その執事。難病の治療を模索し続ける医者。音楽を奏で続ける男。他人の数字と自分の数字を掛け合わせる能力を持った男性…etc。そして、生まれた時から「1」のままの謎の人物。彼らの人生が重なることで、物語は進んでいきます。時に優しく、時にせつなく、愚かさすらも愛おしい、人の生の短きこと。





寿命が見えても見なくても、人にできることは、今を必死に生きることのみです。無の概念を表す0ですが、たとえ数字が0になっても、無くならない何かがあると信じたいものです。

世界は踊る いつまでも

たとえ私がいなくても

世界は踊る いつまでも

たとえアナタがいなくても

楽しい歌を歌いましょう

楽しい踊りを踊りましょう

時間のかぎり いつまでも

世界と共に いつまでも

0 件のコメント:

コメントを投稿